忙しいシングルマザーだからこそ、家事や家のメンテナンスはシンプルに、その分子どもたちとの時間を大切にしたいですよね。戸建てでも1階部分しかない平屋なら、ワンフロアで家事動線が短くなり掃除や移動がしやすくなるだけでなく、子どもたちもしっかり見渡せるのでコミュニケーションもしっかり取れます。
この記事では、シングルマザーと子どもが暮らしやすい平屋のメリットやデメリット、間取りの例についてご紹介します。
ワンフロアで部屋の距離が近いので、家事動線がシンプルになります。LDKを家の中央に配置すれば、家事をしていながら子どもとのコミュニケーションもしっかり取れます。
2階建てに比べてフロア数が少ないため、エアコンなどの光熱費が抑えられますし、外壁塗装など住宅のメンテナンス費用も安く済みます。
平屋だと階段がありませんので、重症につながりやすい子どもの転落事故が防げます。もちろんママが高齢になっても安心して生活ができます。
外から家の中が見えやすくなるので、防犯ドアロック・二重サッシ・植木で視線を遮るなどの防犯・プライバシー対策が必須となります。
平屋は建物の高さがないため、隣の建物の影に入ってしまいがちです。まわりに高さのある建物がない土地を購入するなど購入前に検討する必要があります。
ライフステージにあわせて部屋の役割を替えられる臨機応変な間取り(15坪/3LDKの小さな平屋)
子どもが小さいうちは和室とリビングをつなげて広く使い、子どもたちが遊び回れる空間に。成長したら洋室を子ども部屋に、和室をママの個室にすれば、プライベートな空間もしっかり確保できる間取りです。どの部屋へ行くのにも必ずリビングを通らないといけないので、子どもが部屋にこもりがちになる思春期になってもコミュニケーションが取りやすいです。
坪数 | 15坪 | 間取り | 3LDK |
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趣味の多い家族の大切なモノをしっかり収納できる間取り(21坪/2LDKの小さな平屋)
玄関側の洋室と、両方の洋室から出入りできるウォークインクローゼットが特徴。ファッション好きで衣装持ちだったり、趣味があって物や本が多かったりしてもたっぷり収納できます。子どもが2人以上いると全員の個室を作るのが難しくなりますが、母子二人暮らしであればちょうどよい間取りです。
坪数 | 21坪 | 間取り | 2LDK |
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母と成長した子どものプライバシーがしっかりとれる間取り(22坪/3LDKの平屋)
コンパクトな家ながら全部の部屋に収納があり、洋室それぞれは離れた場所にあります。子どもが中高生になると個室がしっかり独立している間取りが使いやすいでしょう。働くママと学校へ行く子どもたちの慌ただしい朝も、トイレが2つあるとストレスがかかりません。
坪数 | 22坪 | 間取り | 3LDK |
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スキップフロアでつないだ子ども部屋は、空間をしっかり分けつつも顔が見えコミュニケーションが取れるので、ママが家事をしながら子どもたちに宿題のヒントを出す、なんてことも簡単にできます。
リビングと続くウッドデッキは、窓をフルオープンにするとカフェスペースに。ママの友達や子どもたちが集まって、みんなで持ち寄ったおやつや飲み物を広げてオープンカフェごっこをすれば、周りに気兼ねせず楽しい時間が過ごせます。
子育てのための平屋「そだての家」シリーズは室内と室外がひとつにつながったようなデザインで、子どもがのびのびと暮らすことができます。例えば壁がなく開放的なリビングでは小さな子どもが走り回ることができます。
編集部からのひとこと
シングルマザーと子どものための平屋についてご紹介しました。コンパクトで生活がしやすく、メンテナンス費用もおさえられる平屋はママと子どもだけのような少人数の家庭におすすめです。家中がワンフロアで見渡せるので、子どもがどこで遊んでいても目が届く安心感があるのは、子どもが小さいときには心強いでしょう。家事動線が短く、掃除や洗濯など家事がしやすいのも、忙しいシングルマザーには重要なポイントです。 ママと子どもだけで2階がないとなると防犯面で不安があるかと思いますが、土地選び、防犯・プライバシー対策を事前にしっかり相談することをおすすめします。 ママと子どもの年齢や将来設計にあわせた家造りを楽しんで下さいね。
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